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【3社事例講演!】第2回ゼネラルビジネスユーザーコミュニティ開催レポート

SAP Concur Japan |

3月に第1回のユーザー会を開催してから早3ヶ月。梅雨の晴れ間の暑い日に、第2回を開催いたしました!今回はユーザー企業様によるご講演、およびユーザー企業様に向けた支援サービスに関する意見交換会​をテーマとして開催し、より多くのお客様にお集まりいただく会となりました。当日の模様をご紹介いたします!(第1回についてはこちら

3社事例講演〜ユーザーコミュニティでの事例講演とは

ユーザーコミュニティにお客様が期待されることの1つとしては「他社の方と情報交換ができること、どのように活用しているかを知り、自社の運用に役立てられること」ではないでしょうか。
今回の開催ではここに焦点をあて、第1回から参加いただいている3社の皆様にSAP Concur活用状況の講演を行なっていただきました。

日本パーカライジング株式会社様日本パーカライジング阪田様

(日本パーカライジング株式会社 阪田様)

自動車や航空機に使われる、金属表面処理薬剤の製造販売を主事業とする日本パーカライジング様。国内46拠点、12ヵ国で事業を展開し、グループ会社も55社に上る、創業95年を迎えた老舗メーカー企業です。Concur Expense(経費精算)は2019年から稼働されています。導入前の課題として、「各事業所で承認業務をしており、全体の統制がとりにくく経理部として実態の把握に工数がかかっていたこと、また、紙の帳票も各事業所で保管しており、会計監査や税務調査の対応にも手間がかかっていたこと」とお話しされました。

導入にあたっては、課題となっていた生産性の向上だけでなく、経費データの分析をし、経営に活用できる数字としていくことや、海外含めたグループ会社への展開、経理側で全体の統制をできるようにしていくことなどを念頭に検討を進められたそうです。SAP Concurを導入されたことで、経理側で実態の可視化ができるようにもなり、電子帳簿保存法への対応などもスムーズで効率化できた、とその効果もお話しくださいました。
「会社のテーマとしては引き続き、生産性の向上がある。コンカーが紹介する承認レスも検討していきたい」と今後の展望をお話しくださった阪田様。また、グループ・グローバル展開や、データを活用した経営層への展開もこれから進めていきたいポイントとのこと。SAP Concurのシステム不具合があった場合についてのお話もいただきつつも、これからもコンカーと共に利活用を進めていく意識をお話しいただきました。

株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント様
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント 眞鍋様

(株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント 眞鍋様)

日本で二番目に古いレコード会社であり、数々の有名アーティストも所属されるJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント様。2017年にConcur Expense、2019年にConcur Invoice(請求書管理)をグループ会社も含め一斉導入いただいています。経費精算の件数は非常に多いものの、導入以前は紙ベースの運用でした。外出先からの申請は難しく、精算の工数がかなりかかっていたそう。加えて、承認の際には経費の妥当性や領収書、移動経路などのチェックもあり、こちらもかなりご負担になっていたことから、生産性向上・工数削減の目的で検討を開始されました。また、一般経費だけはなく、ライブやキャンペーン帯同など原価の科目になるようなものを立て替える機会も多かったので、収支管理ができることや、紙の経費管理では追いきれない詳細な内訳などが可視化できるシステムが重要と考えられたそうです。何社か比較する中でSAP Concurに決めた理由として、「導入実績やUIが他社とは比べ物にならないくらい良い。確かにその分金額は高かったですが(笑)、より良い効率化や拡張性を考えたら妥当」とお話しいただきました。

導入後の大きな変化としては、「いつでもどこでも申請・承認」ができること。もともと庶務担当の方が代行で入力することもあったそうですが、その運用をなくすことができ、コロナ禍で出社できない、となった時も、問題なく完全リモート勤務ができたということです。

リモート勤務については「領収書は経理ではチェックしないで廃棄しているのか?二重精算、使い回しなどのチェックはどのようにしているのか?」という質問も。経理はチェックしないで廃棄する運用であり、SAP Concurの標準機能である監査ルールとBIツールでのチェックをしていることを教えていただきました。BIツールの活用に関しては、このようなチェックだけでなく、経費の可視化ができるようになり、気づく点も増えたとのこと。今後のテーマとして「もともと期待していた外部拡張性の部分、経費精算であればPayPayとの連携や、請求の方では入力負荷の軽減など、より効率化を進めていきたい」と語ってくださいました。

東京建物株式会社様
東京建物 有井様

(東京建物株式会社 有井様)

Brilliaマンションブランドなど、不動産業を展開される東京建物株式会社様は、日本で一番古い不動産会社で、創業127年を数えます。2017年にConcur Expenseをご導入いただく前は、基幹システムであるSAP上の申請フォームを利用し、経費精算を行っていました。金額・日付・摘要など全て手入力、入力が終わると印刷し、領収書貼り付けし、提出を手作業で行うやり方で、かなり負荷がかかっていたと同時に、間違いや不正がないかというガバナンス面でも課題を感じる状況だったと言います。システム検討時のテーマとしては「メリハリのついた経費チェックを可能にすること、ペーパーレスを実現するためにも電子帳簿保存法に対応できること」。導入実績の豊富さやSAPとの親和性からSAP Concurを選択いただきました。

Suicaデータの取り込みやコーポレートカード連携を実現し、入力やチェックの工数を大幅に削減できたこと、監査ルールにより入力ミスなどが減らせた点が大きな効果とお話しくださった有井様。ですが、「工数削減という意味でもできることはまだまだあります。特に当初目的だったメリハリのあるチェックという観点で、現在は経理含め3ステップある確認者側の工数をまだ減らせるのではと思っています」とのこと。この6年は、まずはスモールスタートで、運用に慣れるまでできることは自社でやるという意識があり最小限のサービス利用に止まっていたそう。これからは経理もさらなる業務の効率化や高度化が求められることもあり、承認レスを進めていこうと動き出したところであるとお話しいただきました。「SAP Concurのアウトソーシングサービスを活用し、社内リソースを解放し、データチェックや取りまとめだけでなく、高度な分析やその結果を社内にフィードバックしていくことを目指しています」と展望を語っていただきました。

コンカーに希望すること〜第2回を終えて

今回のユーザー会は、この3社様講演に加え、コンカーから「承認レスについてのご案内」「インボイス制度最新情報」「SAP Concur ヘルスチェックサービスご紹介」「参加企業ごとに、SAP Concur活用状況の分析結果共有」「参加企業様のネットワーキング」など、盛りだくさんのプログラムで開催いたしました。ネットワーキングにも多数の企業様にご参加いただき、情報交換しながらとても盛り上がっていただきました!

講演いただいた3社の皆様、またネットワーキングにご参加いただいた皆様が共通しておっしゃっていたのは「このような場を継続してほしい」「他社の事例やつながりの有用性」でした。SAP Concurに対するご要望の詳細は異なれど「よりよく活用するにはどうしたらいいか、そのための情報を得たい」という点は共通されているのだなと改めて感じます。

情報が多く、どこから探したら・・・というお声もありましたので、単に情報を提供するだけではなく、どうお届けすべきかというのも今後の課題として検討していく必要を感じました。

ユーザーコミュニティ集合写真

ご参加いただいた皆様、ご講演いただいた阪田様、眞鍋様、有井様、本当にありがとうございました!引き続き、より良い活用をバックアップしていくべく、これからも同様のイベントを開催してまいります。

次回、第3回でお会いしましょう!!

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営業として入社1年目にして、年度の目標を早々に達成したという井上直紀(いのうえなおき)。お客さまに役立つプランを考え抜き、わかりやすく伝えるために、資料の一行から会話の一言一句までを徹底的にこだわるという姿勢には、熱意あふれる営業スピリットが感じられます。
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