大学生が経費精算やってみた! 前編「経費を使って申請書を作成しよう」
もうすぐ4月。就職活動を終え、みなさんの会社にも夢や希望に満ち溢れている新卒、新入社員が入社されるのではないでしょうか?「自分はいつまでも若い」と思いつつ「ひょっとして若者の気持ちが分かってないかも・・・」と不安な方もいるのでは。。。(私もその一人です)
そこで、緊急企画!「大学生が経費精算をやってみた!」。サラリーマンの月末の恒例行事「経費精算」をモバイルファーストな若者たちに体験してもらいました!
今回挑戦してくれる若者たちは、、、
ジャーン!(あ、古い・・・)
経費精算未経験の大学生。左から 明治大学 小島彩音さん、明治大学 藤原晴喜さん、一橋大学大学院 熊倉実里さん。経費精算は知らないけど、やる気がみなぎってます!
ミッション1:「経費で音声レコーダーを買おう ~レシート忘れないで!~」
まずは私的に物凄く欲しかった「インタビューの声をたっぷり録音できるレコーダー」を会社経費で買ってきてもらいます。大学生なので私の懐からお金をお渡しします。
で、最初のミッションは、、
- 安くて高性能な音声レコーダーを買う
- レシートは捨てずにちゃんともらう(←ココ重要!)
安東「お金失くさないでください!あとレシート必ずもらってね!」(←ココめっちゃ重要)
藤原くん「分かりました!!でも、なんだか緊張しちゃいますね・・・」
では、早速、家電量販店へGo!後方からお金、、、じゃなく、若者の行方を見守ります。。。
レコーダー売り場に到着。最新レコーダーばかり、、、目移りしちゃいますね。。。
藤原くん「これいいんじゃない?」
安東「高い!」
小島さん「じゃあこれは?」
安東「USBポートにさせるやつがいいかな♪」
熊倉さん「ピンクしかないですけど、ピンクでいいですか?」
安東「ピ、ピンク・・・」
ということで、ピンクの可愛いレコーダーを購入することに。
さて、最重要なポイント。領収書、ちゃんと大切に頂いてくださいね!(←ココめちゃくちゃ重要!)
そして・・・
つ、遂に、藤原くんのお財布にレシートがイン!良かった、これで経費精算できる!(←ココしつこいですが超重要!)
藤原くん「でも、これ、自分のレシートと区別するの面倒ですね~」
そうなんです。。自分のレシートとごっちゃになる経験、社会人の皆さんは誰でも経験済みのはず。「プライベートのレシートとポイ!」なんて悲劇、よくありますよね!?
ミッション2:「自分のお金を取り戻す! ~経費申請書を作る~」
いよいよ経費精算のメインミッション。経費申請書を作成してもらいます!使ったお金を取り戻す重要な作業。
- カレンダー、領収書を見ながら、1カ月分の経費精算の申請書を完成させる(制限時間30分)
金額:8,000円、領収書:7枚
※金額、領収書の枚数はサラリーマン平均値(「サラリーマンの経費精算に関する実態調査」より) - 領収書は台紙に糊付けする
- 定期区間(有楽町ー田町)は控除。金額を差し引いて申請する
今回は手書きで申請書を作ってもらうことに♪
安東「では、みなさん、どうぞ!」
全員「・・・・」
藤原くん「これって・・・みんな同じ予定だし、同じ領収書だよね?」
小島さん「だったら、みんなで手分けすればいいんじゃ?!」
経費精算を手分けするですって?!(←斬新!でも、社会人そんなに甘くない。)
安東「経費って、みんな別々に使います。なので、本当はみんな違うはず。なので、協力はダメ!」
熊倉さん「ダメなんですか?!」(←ごめんね、ダメです。。。)
経費精算の申請書を作るのに、質問が飛び交います。ウン十年前、自分もこんな質問を先輩にしていたのだろうか・・・と思うとなんだかジーンとしちゃいます・・・。
藤原くん「これって一番安いのがいいんですか?」安東「はい、基本そうですね」
小島さん「支払先には何を書くんですか?」安東「鉄道会社やタクシー会社、レストラン名などを書いてください」
小島さん「備考欄には何を書くんですか?」安東「上司が確認できるよう『〇〇打合せ』など経費使用の理由を書いてください」
藤原くん「往復の場合は別々に記載するんですか?」安東「(往復)と記載して、一行に書いていいよ」
熊倉さん「料金は何で調べるんですか?」安東「ネットで検索してください」
全員「スマホで調べながらやるぞ!」(←スマホで見ながら手書き・・・なかなかシュールです)
~ 10分経過 ~
安東「皆さん、大きな間違いをしてまーす。最初に定期区間のこと、お話したと思いますが、皆さん定期区間を除いて料金調べてます?」
全員「やってません!」
安東「やり直しです!」
全員「えーーー!(怒!)」
~さらに 10分経過 ~
静かです。超静かです。ここは試験会場なのか?と思うくらい静かです。
皆さん、超真面目に経費精算しています。。。さて、経費精算もそろそろ終盤にさしかかった頃・・・
藤原くん「・・・それさ、六本木から日比谷に出て、徒歩の方が安いんだよね・・・」
おー!どの経路が安いかを完全にマスター。しかも徒歩まで取り入れる高度な技!たった30分程度で路線検索のレベルがアップ!若いってスバラシイ!!
~ 後編「経費精算の申請を承認してもらおう」に続く ~