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【イベントレポート】出張管理『高めあう情報交換会』 インハウス旅行会社編
2025年2月12日に「第3回インハウス旅行会社の情報交換会」を開催し、7社12名様にご参加いただきました。コンカーでは、ユーザー企業様同士をつなげたり、より良いSAP Concurの使い方を検討していただくための情報共有・交換の場を定期的に設けています。本記事では当日の様子をご紹介します。
旅行会社の横連携を強化し、出張管理業界の高度化
Concur Travel導入時には、お客様、旅行会社、コンカーの3社で要件整理後に運用構築をし、本稼働を迎えています。Concur Travelの導入先はお客様企業となるため、インハウス旅行会社とコンカーが直接対話する機会が少なく、実際に稼働・運用をしている中で、次々に発生する課題に対してインハウス旅行会社は的確な相談先がないのが現状です。
そのような中で、コンカーでは積極的にインハウス旅行会社との接点を作り、情報交換会を開催しており、この『高めあう情報交換会』もその取り組みの一つです。
今回は事前にアンケートにてディスカッションを希望するテーマを募集し、テーマごとにグループディスカッションを行いました。テーマはConcur Travelに限定せず、出張管理業務全般を対象としています。当日はインハウス旅行会社同士で専門用語が飛び交い、活発な議論が行われました。 当日は年内にリリースを予定しているnew Concur Travel(新トラベル)の製品デモと質疑応答も行われました。AIを活用した提案機能や検索機能の強化、ワークフローの見直しにより約40%の工数削減が見込まれるバージョンアップです。また、サステナビリティに対応した購買戦略にも対応していきます。
業務の一部をDX化することで既存業務の課題点が顕在化
Concur Travelを導入すると、見積・予約受注業務のDXが実現しますが予約管理などのバックオフィス業務がそのままでは導入効果を最大化することができません。業務の一部がDX化で改善することで、導入プロジェクトでは見えていなかった既存業務の課題感が顕在化します。例えば表計算ソフトで行っていた査証管理をクラウド製品に代えることで、履歴管理から情報共有まで一元的に情報管理ができるようになりこれまでの課題が一気に解決されることがあります。また、チャットボットやデジタルアダプションツール(DAPツール)を導入することでさらなる間接業務の効率化を行うこともできます。
渡航者情報や予約管理は、Concur Travel導入前と後では情報の入手経路が異なるため、導入を機に管理方法を刷新されることが大半です。予約システムと繋がらない手段で手入手していた情報が、Concur Travelでは、直接予約システムに連携されるため情報入力のミスがゼロになります。その代わりに渡航者の入力ミスが発生しており、その対応策についても意見交換が行われました。
データマネジメント
Concur Travelを利用すれば購買傾向から旅費の分析が可能となります。更にConcur Expense / Requestのデータを活用すると出張関連経費すべての分析が実現します。比較的要件がシンプルな国内出張においては、実績データを活用し東京・大阪間の移動手段を陸路・空路で比較しどちらかに限定した場合の費用対効果算出や、宿泊費の実績データをもとに上限金額の見直しなどに活用している事例が紹介され、参加者が多くメモを取っていました。
コンカーがインハウス旅行会社の共創と発展を支援
親会社を支援するインハウス旅行会社が集まることで、新しいアイデアがたくさん生まれました。同時に、出張者のマイレージやポイントに関する問題など、簡単には解決できない課題も共有されました。この共有会を継続し、親会社とも連携することで、さらなる発展を目指していきたいと考えています。お互いに切磋琢磨することで、各インハウス旅行会社の親会社に大きな効果をもたらすことができます。多くの企業様にConcur Travelをご利用いただけるよう、このような場を継続していきます。私たちコンカーは、インハウス旅行会社の皆様と共に業界全体の発展に努めてまいります。
