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6年連続No.1「働きがいのある会社」コンカーの「働きがい」とは?チーフカルチャーオフィサーの講演をご紹介!

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2023年6月、富士通のインサイドセールスの皆様とコンカーのインサイドセールスメンバーの交流会をコンカーの大手町オフィスで実施しました。その中でコンカーCCO(チーフカルチャーオフィサー)の田中由香より『働きがい』に関する講演を行いました。外部からの講演依頼が殺到するその内容を、一部ご紹介します!

「働きがい」は、「働きやすさ」と「やりがい」の両立

CCO=チーフカルチャーオフィサーは、その名の通り、会社の文化に関することをリードし責任を持つ立場です。コンカーでは総務部門(管理部)に属しています。なぜ、総務が担っているのかというところから講演がスタートしました。

「そもそもコンカーの総務は、オフィスファシリティなどを担当し、働きやすさを高めるミッションを持っている部門です。それに加えて、社員一人ひとりがより成長できる文化や企業風土を作ることも総務のミッションとして考え、『働きやすい』『やりがいがもてる』という両方を高める役割を担っています」

働きやすいだけでは成長が鈍化し、優秀な人材が流出してしまうことにもなります。逆に、やりがいだけでは人は疲弊し、働き続けられない。その2つをうまくハイブリットさせ、働きがいを高めるのが総務部門、CCOの役割だと田中は言います。

「とはいえ、働きがいを高めるのは総務のミッションというだけでなく、コンカーとしての戦略でもあります。企業としての競争力の最大の武器は人材であり、外部の優秀な方に入社していただく、内部の優秀な人材の流出を防ぐ、そうして集まった優秀な人材がより力を発揮できる環境を提供することで競争力が最大化し、コンカーの成長につながると考えています」

CCO田中由香

講演を行った、コンカーCCO 田中由香

コンカーが目指す「高めあう文化」

コンカーも、初めから『働きがいのある会社』だったわけではありません。2012年に入社した田中自身も『働きがいのある会社』になる以前のコンカーで勤務をした経験を持つ一人です。

「2010年〜2012年の創業時、情報が共有されない、社員同士が信頼し合わず協力しない、という状況がありました。陰で不満を言い、改善のための前向きなアクションを取らない環境で、これではいけないと、社員一丸となって目指したのが、『高めあう文化』でした」

お互いのことを想った建設的なフィードバックをし合い、問題点や情報を共有、解決に向けたアクションをとる『高めあう文化』を醸成することで、『働きがいのある会社』に発展させてきたのです。

「コンカーの総務部門では、様々な調査を定期的に行っています。この調査結果から、今はどこに課題があるのか、あるとすればどのような施策を行う必要があるのかを日々考え、実行することが重要です。また、課題を社員全員で共有し、みんなで施策を考える機会も設けています」

その機会のひとつが『合宿』と呼ばれる、全社員参加必須のオフサイトミーティングです。元々は年に1回、終日行っていましたが、今は2〜3時間の合宿を年に3〜4回行う形式に変化しました。通常業務から離れ、会社の課題を全員で考えることで認識を合わせる役割もあります。

合宿で行われるワークショップ コンカーのコアバリュー『Drive Everything』とは?

コンカーにはコアバリューと呼ばれる行動指針があります。そのひとつが『Drive Everything』。『Drive Everything』とは、ゴール設定力と実行力で構成される能力を使い、周りと一緒に物事を推進し、よくしていこうということを表現する言葉です。ですが「英語だし、ちょっとふんわりしていますよね」と田中も言う通り、この言葉だけでは何を示しているかは曖昧です。
また、『Drive Everything』を決定する合宿に参加していた人とその後から入社した人で、理解の粒度が違っていては行動指針になりません。そういった粒度のすり合わせも、合宿で行っています。例えば、ワークショップでこのような簡単な診断テストを行い、まずは現状を明確にします。

★まずは自分のレベルを考えてみよう!
DriveEverything力を測る

★自分の現在地を確認してみよう!
DriveEverything力の現在地はどこだ

『Drive Everything』力は当然、A:ドライバーが一番高いのですが、今B〜Dの位置にいてもいい、と田中は言います。「これは、自分がどんなレベルなのかを理解するものなので、Aでなければいけないというものではありません。これからAに向かうにはどうしたらいいのか、何ができるのかを一人ひとりが考える機会になればと思います」

合宿から生まれるタスクフォースとは

合宿で会社の現状・戦略や課題を共有し、全社員が自分ごととして改善のための施策を検討するようになって自然発生的に生まれたのが「タスクフォース」です。合宿や、日々の仕事の中で感じた個別の課題に対し、有志を募り、どんなことができるか考え活動していくチームです。田中から、本業の業務とは別の活動になるのですが、様々なタスクフォースが生まれ、メンバーを入れ替えながら活動を続けている現状をご紹介しました。

「一番古いタスクフォースは、『文化部』というタスクフォースで今のメンバーはなんと11代目。社員同士をつなぐ様々な仕掛けを実行しています。現在、社員の1/3ほどが、過去に何らかのタスクフォースを経験しています。そういう社員が、現役のタスクフォースメンバーの活動や、心理的安全性をバックアップできるので、よりタスクフォースがうまくいくという好循環が起こっています」
タスクフォースもコンカーの『働きがい』を高める活動のひとつです。

タスクフォースってどんなもの?〜おしながき

今回の講演では最後に、『働きがい』を高めるタスクフォースが生んだ施策にどんなものがあるのか?をご説明する「おしながき」をご用意しました。
タスクフォース施策のお品書き

早速、「タコめぐりひとつ!」と注文が入り、田中が解説します。
「タコ=他部門コミュニケーションです。要するに、タコめぐりは、他部門のマネージャーと新入社員をマッチングして、10分〜15分のミニセッションを1時間内でぐるぐるまわし、会話する場を設けるものです。他部門のマネージャーと繋がっていくことで、社内の解像度が高まりますし、いろいろな相談もしやすくなります。」

続いて、スピードメニュー(どこの会社でも、予算もかからず取りかかりやすいもの)となっている『リモートワーク・コンカースタイル 質問・電話編/フィードバック編』についても解説させていただきました。
「どんなタイミングで電話していいのか?質問していいのか?フィードバックしたらいいのか?を可視化したものです。リモートワークとなる前は、すぐ声をかけられたものが、なかなか難しい状態になった中で、気兼ねなく質問する、電話を受けた方も出られなくても掛け直さなくていい、フィードバックはちょっとしたタイミングを作るといった、コンカーのお作法やコツを共有しています」

まとめ|社員一人ひとりが高めあい、働きがいを作り出す

コンカーが行っている、働きがいを高める取り組み、その一つひとつは難しいものでも、複雑なものでもありません。何を目指すのか、どうなっていきたいか。その共通認識をもち、全社員が『働きがいを作り出すのは自分たち自身である』と意識することが重要です。ぜひ、皆さんも自社の『働きがい』について考えてみませんか。

また、今回のブログではご紹介しきれなかった取り組みも多数ございます。
ご関心ありましたらぜひコンカーまでお問い合わせください!

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営業として入社1年目にして、年度の目標を早々に達成したという井上直紀(いのうえなおき)。お客さまに役立つプランを考え抜き、わかりやすく伝えるために、資料の一行から会話の一言一句までを徹底的にこだわるという姿勢には、熱意あふれる営業スピリットが感じられます。
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