ファスナーやスナップ&ボタンなどのファスニング事業をグローバルに展開するYKK株式会社(以下、YKK)。
グループ全体では世界72の国や地域に109社、従業員4万6,000名を超え、このうち国内主要会社における従業員約1万7,000名の経費精算にかかる費用を削減すべく、2018年5月に経費精算業務刷新プロジェクトが発足。本プロジェクトでは、経費精算にかかる間接業務費用と直接費用を合わせて2 億5,000万円の削減が目標として掲げられた。
プロジェクト体制について、執行役員 財務・経理部長 太刀川博氏は「メンバーは、業務改革の方針と実務、IT 基盤の構築という機能を念頭に置き、主要会社の総務、人事、経理、IT部門などに加え、シェアードサービス会社、外部ベンダーやパートナー企業が参加しました。基本方針は従来運用をゼロベースで見直すことでした」と語る。
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「ニューノーマルにおいては、デジタルトランスフォーメーションにいち早く対応し、生産性を高めていけるかどうかが企業の生き残りを決めると思います。」 YKK株式会社 執行役員 財務・経理部長 太刀川博氏