INESTグループは、クライアントの営業支援や店舗・企業・個人消費者の課題解決を行うサービスを包括的に提供しており、東証スタンダード市場上場企業のINEST株式会社と、5社の子会社で事業展開をしています。INEST株式会社がグループ会社含め一括して経理業務を担っており、この度グループ全体のガバナンス強化を目的に経理業務改革の検討をはじめました。
これまで経費精算は各社ごとに申請フローが異なり、紙で申請してくる会社・システムを通じて申請をあげる会社とバラつきがあり、領収書と科目だけでの申請のため経費として本当に認めていいものなのか判断がつきづらくガバナンス面を問題視していました。また、領収書については郵送で届いたり、手持ちで持ってきたりの対応、請求書についてもハンコで承認を回すというアナログな対応のため、社員の業務工数にも課題を感じていました。
Concur Expenseを活用することで、領収書の明細がシステムに反映され、明細内容のチェックについては、経費規定に基づいているのかどうかをシステムが自動チェックしてくれるため、ガバナンスの強化に繋がると感じました。
また、分析機能を利用すると、これまでブラックボックス化していた経理支出の全体像が把握でき、高額の勘定科目や規定違反の多いチームの一覧など、さまざまな切り口のレポートを作成し、業務改善に役立てることが出来ます。
領収書はAI-OCRアプリで撮影すれば金額や取引先データがシステムに自動連携され、申請から承認までモバイルでの対応が可能なため、移動などの隙間時間での対応が可能になることで、オフィスでの経費精算の時間を短縮でき業務効率化にもつながります。
システム運用にあたり専任の担当をつけることが難しいことや、システムの知識が属人化してしまうことに心配がありましたが、Concur Expenseは導入においては専任の担当者によるサポートや、隙間時間に設定方法を学べるe-Learningをはじめとするコンテンツが充実しており、稼働後においても専任のサービスアシスタントコーチが稼働後の設定変更など運用のブラッシュアップをサポートしてくれるため、安心して導入を決めることが出来ました。こういったクラウド型サービスは、システムメンテナンスや法改正に合わせての設定変更も重要なため、稼働後における手厚い支援は必要不可欠であると考え採用を決定しました。
同時に、導入後も自社におけるDXの現在地と目指すべきレベルが分かる「経費精算の成熟度マップ」に沿って継続的な提案をいただける点も魅力的に感じました。
ゆくゆくはコーポレートカードを活用して、経費データの自動連携を行うことで、更なる効率化を目指していきたいと考えています。
当社は2020年8月に複数社経営統合を行った関係で、それまでの各子会社の文化や慣習により、それぞれ違ったシステムを活用しており、管理が煩雑になっておりました。
その中でも経理部門が一番影響を受けており、また改正電子帳簿保存法やインボイス制度への対応も後押しし、システム導入の検討を開始しました。
複数社との商談を重ねる中で、コンカーの営業担当の方が一番親切に熱量を持って接していただいたこと、またコンカーは当社の要望を解決するための全ての機能が網羅されていたことから、コンカーの採用を決定いたしました。
INEST株式会社 管理部 部長 濱田拓也 氏