モノづくりに不可欠なFA部品や金型部品を「確実短納期」で提供する、という独自の強みにより急成長を遂げている株式会社ミスミ グループ本社(以下、ミスミ)。同社 ファイナンス室では今後のさらなる事業成長に備えるためにグローバルシェアードサービスセンター(SSC)化を目指し、業務改革の一環として SAP Concur を導入。経費精算業務における全社的な「見えないコスト」を含めた継続的なコスト削減および、事業成長に貢献する組織作りを推進している。
ミスミは、FA製造装置や金型に使われる自社 ブランド部品の製造、販売を行う「メーカー事業」と、他社ブランド商品を扱う「流通事業」を併せ持ったユニークなビジネスモデルにより、年平均成長率15%(2009年リーマンショック 以降の数値)というめざましい急成長を遂げている。アジア、米州、欧州を中心に営業拠点63、配送センター17、生産拠点23を構え、取扱アイテムは2,070万点、「Make to Order(MTO)」と呼ばれる独自の特注対応部品のバリエーションは800垓(1兆の800億倍)にも上る。
急成長する同社のファイナンス室では共通システムの導入と業務改革を行っており、事業成長をしっかり支えるためのグローバルSSC化を目指している。そのために、プロセスを重んじがちな数値作成業務の在り方を見直し、継続的なコストの削減と事業成長に貢献できる組織の再編成がミッションである。
グローバルSSC化 について株式会社ミスミグループ本社 ファイナンス室 副ゼネラルマネージャー 土方敬夫氏 は次のように話す。「共通 システム導入や個々人の努力ではどうにもできない特定作業にかかる無駄な時間を 見えないコストと呼んでいます。経費精算に かかわる業務は、まったく付加価値のない 単なる処理業務であるにも関わらず、膨大な時間と見えないコストを費やしています。このグループ全体の見えないコストを削減していくため、SSC化としてグローバル全体で業務プロ セス改善の集約を行います。最終的な目標は、 この業務時間とコストを削減ではなく根絶することです」
2016年、グローバルSSC化の取り組みの一環として、経費精算に Concur Expense、請求書処理に Concur Invoice、出張申請業務 Concur Request を導入。
SAP Concur による見えないコストへの対応策や、SAP Concur のグローバル展開についてはぜひ資料でご確認ください。
「グローバル展開するグループ全社で高負荷の経費精算業務を SAP Concur により定型化。埋め草として活用する平準化により、 見えないコスト削減も実現しました。」
株式会社ミスミグループ本社 ファイナンス室 副ゼネラルマネージャー 土方敬夫氏