【CFOインサイトシリーズ】不確実性に対処する新しい役割

hyoushi

経済が混乱する中、CFO の分析のスキルや洞察の価値はこれまでになく高まり、その役割は成長と進化を続けています。SAP Concur のアンケートによると、上級財務責任者の 90% が、想定外の事態に備えることが現在の重要な任務であると回答しています。そう考えない CFO は、わずか 2% でした。


企業の計画策定と成長には確実性が求められます。しかし昨今の情勢で、それらが得られることは稀です。このレポートでは、リスクや不確実性に対処するという新たな責任が課されるようになって、CFO の役割にどのような影響が生じるのかを検討します。CFO にもたらされる課題やチャンスと、それらへの対処方法を明らかにしたうえで、CFO とその部下の社内での位置づけをどのように捉えるべきかを考察します。アンケートからは、主に次のような結果が得られました。


    ・予測に対する投資の増大:CFO が最も重視している投資対象はデータの分析と報告です。企業内部の最大の課題である財務予測の著しい複雑化を解決する手段となるからです。
    ・脅威にも、頼りがいのあるパートナーにもなり得る AI:AI について、CFO の 98% が自身と部下の脅威になると考えている一方で、61% は想定外の事態に対処するうえで欠かせないツールになると答えています。
    ・サステナビリティの報告に対する投資家からの要求の高度化:CFO の 42% が、サステナビリティに対して最も厳しい要求を突きつけてくるのは投資家であるとしています。
    ・中堅企業のイノベーションと予測分析に関するニーズの高まり:中堅企業の CFO の 42% が分析能力の不足が予測の妨げになっているとしているものの、AI などの最先端テクノロジーに対して投資していると回答した中堅企業は、大企業の 40% に対し、わずか 16% でした。
    ・CFO と人事部門間の新しい関係構築の必要性:CFO の 80% が、人事責任者との間で、これまでより効果的なコラボレーションが必要であると考えています。

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