経費精算不正の発生を防ぐため、一般的には上席者による申請内容の確認、および経理部門による支払承認の二段階の確認が一般的である。 本調査によると、「本来、経費精算の不正を発見すべきは、まず各担当部門だと思う」との回答が大半である一方、「不正を発見すべきは経理部門だと思われている」と回答した割合も約7割を占めている。不正を防ぐためには必要不可欠と思われているチェック業務が負担になっているという回答も8割を占める。
本調査資料では不正発生のリスクを減らしながらもチェック業務の負荷を減らしたいという多くの企業で共通する課題に対し、経費精算の不正防止やリスク管理の責任は誰にあるのか、経費精算不正の実態と、AI活用の可能性を紹介する。
【内容抜粋】
[調査の概要]
テーマ:経費精算における不正リスク管理の実態調査と考察
調査実施:一般社団法人日本CFO協会
調査協力:株式会社NTTデータスマートソーシング、株式会社コンカー
調査対象:日本CFO協会会員を主体とした日本企業のCFOおよび経理・財務幹部
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
有効回答者数:340社
調査期間:2021年3月2日~ 2021年3月12日