「空から未来を創造する 空間情報コンサルタント」として、航空測量の国内大手の1社であるアジア航測株式会社(以下、アジア航測)。GIS等空間情報に関する各種サービスの他、建設コンサルタント事業なども手がけ、防災や環境をはじめとする国土開発や、ICT技術を活かした国土情報の分野など、わが国の持続可能で活力のある国土・地域づくりに大きく貢献し続けています。中期経営計画の主要戦略である「AAS-DX」(Asia Air Survey Digital Transformation)の一環として、アナログ業務からの脱却や、ペーパーレス化を検討しており、その初めの一歩としてコンカーを採用しました。
コンカー導入前の経費精算システムでは、利用データを手入力し、出力した申請書に証憑を糊貼りして提出・回覧し、目検チェックで内容を確認するフロー。経費利用の発生ベースで作業しており、入力ミスや重複での申請なども起こりやすい環境で、チェックの負荷も高い状態でした。また、計画と実行の対比ができておらず、利用状況がすぐにわからないことも課題として上がっていました。
経費精算業務の省力化、ペーパーレス化が可能なのはどういうやり方なのかという点を軸に調査を進め、コンカー含め3社を検討することに。その中でもコンカーは営業の対応もよく、導入に関するサポートなどがしっかりしていること、事業継続性も高いと判断し、導入を決定しました。
また、コーポレートカードの連携やモバイルの活用などがスムーズで、完全ペーパーレスが可能となる点、分析レポートにより経費管理が実現できることも決め手となりました。
Concur Expenseは、アジア航測本社、国内の1350名を対象として利用します。導入に伴い発生ベースでの申請から月2回の申請に変更し、モバイル活用や規定の自動チェックなどの機能を活用することで、約6割の業務工数削減を実現しました。ま
た今までは出社しないと経費精算できませんでしたが、リモートでも申請・承認が可能に。結果としてリモートワークの促進にもなり、社員の働き方改革につながっています。今後はPayPay連携や電子帳簿保存法対応も進め、より効率的な活用を目指していきたいです。
「コンカー導入により、アナログだった業務がデジタル化し、ペーパレスになることで当初の目的である間接費業務のDXを実現することが出来た。一方当初の目的だった経費管理についてはBIをさらに使えるようにしていきたい。また、コンカーを継続利用するにあたり、管理者側の習熟やアップデート対応など、まだ課題は多々あるため、CSMも活用しつつコンカーを使っていきたい。」