矢作建設工業株式会社

SAP Concur導入により経費精算の作業レスを実現し、より付加価値の高い業務に注力する

SAP Concurを採用した理由

  • 建設業界における豊富な実績と多くのナレッジの保有
  • 導入効果最大化に向けた中長期的な支援体制
  • アウトソーシングを含めた機能・サービスの幅広さと柔軟性

 

1949年に創業した矢作建設工業株式会社を中心とした同社グループは、建設工事の設計・施工を手掛ける同社を中心に、分譲マンション事業、不動産事業、マンション管理事業、緑化事業などを展開するグループ8社で構成されています。「建設エンジニアリングによる価値創造を通して、従業員の自己実現と企業の持続的成長を目指す」という経営理念のもと、東海地方を中心に事業を展開。建築事業においては大手デベロッパーからの特命設計施工による分譲マンションや大型物流施設等の施工実績を有しており、土木事業においては道路築造等の官庁工事の他、開発許認可の取得を含めた宅地造成や名古屋鉄道の軌道保守等の鉄道関連工事も手掛けている企業グループです。今回、全社員が関わる経費精算業務の作業レスを実現し、より付加価値の高い業務に注力できるシステム、内部統制をより強化することが可能なシステムの観点から、SAP Concurを採用しました。

 

紙とワークフローでの申請

現行の経費精算は、申請自体はワークフローシステムで行うものの、領収書の電子化などには未対応のため、申請書をプリントアウトし、領収書を台紙に貼付ける等、紙面を前提としたチェックフローにならざるを得ない状況でした。また、領収書が添付されていない場合等は再度提出の依頼をかけたり、チェック過程において判明した修正においても手戻りの工数が多く発生している状況でした。

 

「より付加価値の高い業務に注力する」ためにSAP Concurを採用

全社においてより付加価値の高い業務に注力するための時間を創出するためにはどうしたら良いか、経費精算作業をいかに少ない工数にて完了できるかという考えの下、検討を進めていきました。検討の途中には建設業界での事例確認や、関連するセミナーへも多数参加し、これまでの運用フローを踏襲するのではなく、経費精算のあるべき姿を実現するためにSAP Concurを採用しました。

 

経費精算作業にかかる工数を約70%削減

まずは矢作建設工業単体、従業員数 約1,000名での利用を進めていきます。その後グループ会社への展開も進める予定です。SAP Concurを活用することで経費精算作業の入力レスや上長の承認レスを実現し、経費精算作業全体にかかる工数を約70%削減できると見込んでいます。




経費精算作業に関する現行の社内ルールや業務プロセスを徹底的に見直し、SAP Concurを活用することで、経費精算に関わる作業レス化とペーパーレス化を実現していきます。加えて、BIレポートを積極的に活用することで、全社の経費執行の分析のみならず不正経費執行を未然に防ぐべくガバナンス面についても統制を強化していきたいと考えております。今後も運用面やシステム面等のアップデートを重ね、より最適な経費精算フローを目指していきたいと考えております。



業種

建設

従業員

1,326名(2024/3/31現在)

地域

愛知,日本

利用製品

Concur Expense
Concur Request
Intelligence
User Support Desk
Intelligent Audit
ExpenseIt