日本航空株式会社(以下、日本航空)は航空運送事業を中心に、多数の事業を展開している。
同社では、2002年ごろに自社開発の経費精算システムを導入し、長年にわたって運用してきた。そうした中、2018年秋に出された社内IT基盤に関する中期計画により、老朽化した従来のシステム基盤の利用期限が2021 年3月までに設定され、システム刷新が急務な状況となったという。
経理部資産会計グループ アシスタントマネジャー 谷口聡氏は当時について、「古いシステムということもあり手入力部分が多く、入力ミスが多発したりデータ分析ができなかったりといった問題を抱えていました。そこで、当社では新たな経費精算システムの導入を決断し、まずは従来システムにおける課題を『働き方改革』『ガバナンス向上』『業界動向への対応』の3つに分類し、これらを解決するため、国内・グローバルの航空会社における実績が豊富な SAP Concur を2018年末に選定しました」と振り返る。
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「最初から100点のシステムを作ることは難しいと思います。それよりも、90点のシステムでいいので、サービスイン後のチューンアップに注力することが重要です」
日本航空株式会社 経理部資産会計グループ アシスタントマネジャー 谷口聡氏