シスメックス株式会社(以下、シスメックス)は、「ヘルスケアの進化をデザインする」をミッションに、臨床検査機器、試薬、ソフトウェアを世界中へ届ける医療機器メーカーだ。
同社では、不確実で先の読めない時代の中、環境変化に迅速に適応するグループ経営基盤の必要性を強く感じていたという。経営管理本部長 新牧智夫氏は当時を振り返ってこう語る。
「業務プロセス間のコミュニケーションが人に依存して手作業が多いという業務面の課題に加えて、デジタル化の取り組みが遅れているために、データ活用やクラウドサービス利用を前提とした基盤が整備されていないというシステム・テクノロジー面での課題、そして、グローバルグループ子会社のマスターやコードが統一されていないといったガバナンス面における課題もあり、デジタル化を進める必要性がありました」
そこでシスメックスは、デジタル化を推進して環境変化への適応力をつけ、生産性向上や顧客価値向上を実現するために、グローバル標準の業務プロセスに準じたシステムへと全面刷新するビジネスプロセス変革に着手。その一環として導入したのが、SAP Concur だった。今回の導入にあたって同社はSAP社との間でデジタル化全体の戦略パートナー契約を締結し、そのなかで SAP Concur にはデジタル化のクイックウィンとしての役割を持たせ、導入を進めることとした。
導入の目的や、その後の効果など続きはぜひ事例でご覧ください!
「SAP Concur にはデジタル化のクイックウィンとしての役割を持たせ、導入を進めることとしました」
シスメックス株式会社 経営管理本部長 新牧智夫 氏